- Xに足跡機能はある?
- Xでポストやプロフィールを見た場合に本人にバレる可能性は?
Xを利用していると、自分がポストやプロフィールを見たことが相手に伝わるか気になる場面があったりしますよね。
リアルの知人っぽいアカウントを見つけてしまい、自分のアカウントが相手に知られてしまわないか不安になることもあるかもしれません。

Xには足跡機能はありません。
ただし使い方によっては、Xの機能によって間接的に相手に知られてしまう可能性があります。
そこで本記事では、Xでの行動が足跡機能のように相手に伝わってしまうケースや、それを回避する方法について解説します。
ぜひ本記事を最後まで読んで、不安をしっかりと解消したうえでXを楽しみましょう。
SNSの足跡(足あと)機能とは
SNSの「足跡機能」とは、投稿やプロフィールの閲覧履歴が残り、相手がそれを確認できる機能です。
「足あと」として、日本のサービスで足跡機能を初めて本格的に導入したのがmixi(ミクシィ)です。
mixiは足あと機能によって自分の投稿が誰に読まれたかが分かるため、投稿者の立場からは励みになりましたが、他のユーザーにとっては投稿を読んでいないことが伝わる機能でもありました。
mixiは疲れるからあんまり戻りたくないなあ。足跡とかマイミクのマイミク繋がりとかね。
— うさぷん (@usapun) February 8, 2023
そのため「かたちだけでも足あとを付けねば……」と、義務的に足あとを付ける行為を誘発してしまい、「mixi疲れ」という言葉まで生まれることになりました。
このように足あと機能はユーザーの疲弊を招くことが分かったため、後続の国産SNSでは採用されなくなりましたが、LINEの既読通知のようにかたちを変えて残っているケースもあります。

最近リリースされたmixi2でも、足あとはスタンプの一種に変わっており、従来の足あとのような機能はなくなっています。
X(Twitter)に足跡機能はない
Xでは旧Twitter時代も含めて、いわゆる足跡機能はありません。
そのため、他のユーザーのポストやプロフィールを見たことが、相手に直接通知されることはありません。
また第三者のユーザーから見て分かることもありません。
アナリティクス機能でも誰が見たかは分からない
Xには、ポストのインプレッション情報などを提供してくれるアナリティクス機能があります。
Xの利用に関する詳細な数値を教えてくれるので、「アナリティクス機能で他のユーザーの閲覧状況が分かるのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、アナリティクスでも誰が見たかは分かりません。
アナリティクスが提供してくれるのはインプレッションなどの総合的な数値だけで、個別のユーザーの行動までは提供してくれません。
Xでは間接的に相手に見ていることがバレる可能性がある
Xには足跡機能はありませんが、Xの仕様によって相手に自分のアカウントが伝わってしまう場合があります。
たとえば次のような行動をとると、相手に自分のアカウントが認識される可能性が高まるため、アカウントがバレるのを避けたいなら、不用意な行動は避けるべきです。
- 特定ユーザーのアカウント名の検索やポストの閲覧を繰り返し行う
- 特定ユーザーのポストに「いいね」やリポストをする
- アカウント設定で登録した電話番号を検索できるように設定している
- アカウント設定でアドレス帳の連絡先を検索できるように設定している
詳しく解説します。
バレるケース①:自分が閲覧行動を繰り返すことで相手の「おすすめユーザー」に表示される
特定のユーザーのプロフィールを何度も見たり、ポストの閲覧を繰り返し行うと、そのユーザーの「おすすめユーザー」欄に自分のアカウントが表示されやすくなります。
スマホ、PCのどちらの場合も比較的目立つ場所に表示されるため、相手に「このアカウントは自分のことを見ている」と認知される場合があります。
バレるケース②:アカウント設定で登録した電話番号を検索可能にしている
Xではメールアドレスの代わりに電話番号を入力することでアカウントを作成できます。
この際に「見つけやすさ」の設定をデフォルトのままにしていると、自分の電話番号を知っている知り合いのユーザーに自分のアカウントがバレることがあります。
「見つけやすさ」では、デフォルトで他のユーザーからの電話番号検索に応答するように設定されています。
そのため、知り合いの電話番号を連絡先としてXに登録しているユーザーがいた場合、自分のアカウントが相手に伝わってしまう可能性があります。
また自分がXのアカウントを作るよりも先に他のユーザーが自分の電話番号を登録済みの場合、自分のアカウントが作成された時点で通知が飛ぶことがあります。

登録時に電話番号検索の対象にならないよう設定を変えられますが、それをアナウンスする画面の文字がとても小さく、気づきにくいです。
万が一を考えると、電話番号での登録はあまりおすすめしません。
バレるケース③:アドレス帳の連絡先を検索できるように設定している
アカウント作成時に登録したメールアドレスも「見つけやすさ」の設定によっては他のユーザーから検索が可能です。
電話番号と同じように、知り合いのメールアドレスをXのアカウントに連絡先として登録しているユーザーがいれば、メールアドレス検索などによって自分のアカウントがバレる可能性があります。
「設定とプライバシー」から「見つけやすさ」の設定を確認し、「あなたのメールアドレスを連絡先に保存している利用者がX上であなたを見つけ、つながれるようにします」がオンになっていないか確認しましょう。
またこちらも他のユーザーの連絡先の登録状況によっては、自分がアカウントを作成したことがそのユーザーに通知されている可能性があります。

フリーメールなどで作成した捨てアドで登録すると安心です。
バレるケース④:リポストやいいね、フォローをしたことで通知される
ポストをリポストしたり、いいねやフォローをすると、その相手に認知される可能性は一気に高まります。
通知されたことだけで自分のアカウントと現実の自分が結びつくケースはまれでしょうが、これまでのポスト内容をじっくり見られてしまうと、リアルの誰であるか勘付かれてしまう可能性もなくはありません。
またXの設定で位置情報をオンにしていると、ポストの位置情報などによってバレてしまう可能性もあります。

リアルと結びつけたアカウントでない限り、プライベートに結びつくポストは控えた方が無難です。
相手にバレないようにポストを見る方法
相手にバレたくないけれどポストはどうしても見たい場合は、次の2つの方法を試してみましょう。
- ログアウトしてポストやプロフィールを見る
- 閲覧用のサブアカウントを作成する
ログアウトしてポストを見る
Xからログアウトした状態でポストやアカウントを見ると、おすすめユーザーに表示されにくくなります。
この場合はアプリからはアクセスできないので、ブラウザからURLを直接入力するなどしてアクセスします。
ただし最新のXでは、ログアウトするとポストが見られない場合があるため、必ずしもうまくいくとは限りません。
閲覧用のサブアカウントを作成する
閲覧用のサブアカウントを作成して、そのサブアカウントから相手のポストを見るのも方法の一つです。
ただしXがIPアドレスなどをもとに近いアカウントであると判断して、メインアカウントを相手に表示する可能性もなくはありません。
絶対にバレたくなければ、アカウントに鍵をかけたうえで別ブラウザを使って見るなど、メインアカウントの利用環境とできるだけ離しておくと安心です。
Xの足跡機能に関するまとめ
Xに足跡機能はありませんが、Xにはおすすめ機能や通知機能などがあるため、自分の行動によっては相手に自分のアカウントが伝わってしまう可能性があります。
どうしてもバレたくない場合は、閲覧用のサブアカウントを作成して、鍵をかけたうえで利用するのが無難です。
ただしXのおすすめユーザーの表示アルゴリズムには不明な部分も多いため、記事で紹介した以外のことが原因で表示されてしまう可能性もあります。
絶対的な安全を確保することは難しいという事実を前提に、運用を工夫してみてください。