- Xで特定の語句やアカウントを除外して検索する方法は?
- 除外検索は検索コマンドで実行できる?
Xの語句検索はアカウント名まで拾ってしまうため、指定する語句の内容によっては検索結果が非常に混沌としたものになりがちです。
また語句自体の拾い方も微妙な場合があり、特定の語句の検索と同時に特定の語句を除外したい場面も少なくありません。

Xでは-
を語句やコマンドの頭につけることで、除外検索ができます。
-
直後の語句やコマンドに当てはまるポストを簡単に除外できるので、ぜひ使い方をマスターしましょう。
本記事では、検索結果から特定の語句やコマンドで指定する条件を除外する方法について解説します。
検索コマンドで指定する方法と「高度な検索」機能を使う方法の2種類を解説するので、ぜひ参考にしてください。
Xの検索コマンドでテキストに関する除外検索(マイナス検索)をする方法
Xの検索で特定の語句を含むポストを除外したい場合や、特定の条件に該当するポストを除外したい場合は、除外検索を行います。
除外検索の方法は、検索語句や検索コマンドの直前に半角の-
をつけるだけです。
直後の検索語句を含むポストや、直後の検索コマンドに該当するポストを検索結果から除外できます。
特定の検索ワードを除外検索する(-“検索ワード”)
除外検索を行う場合は、語句は”
(ダブルクォーテーション)で囲んでください。
”
で囲むことで完全一致検索になるため、より正確にポストを除外できます。
“検索ワード"

Xの検索機能は表記の揺らぎの判定がゆるいので、”
で囲まないと全然関係ないポストまで抽出しがちです。
日頃から検索語句を”
で挟むクセをつけておいた方が使いやすいです。
たとえば「柴犬」という語句で検索した結果から「秋田犬」という語句を含むポストを除外したい場合は、下記のように指定します。
柴犬 -“秋田犬"
複数の検索ワードをどちらも除外検索する(-“検索ワード1” AND -“検索ワード2″)
除外するワードを複数指定する場合は、次のように指定します。
-“検索ワード1” AND -“検索ワード2"
間に入れるのはOR
ではなくAND
なので、間違えないようにしてください。
またAND
は大文字のみ有効で、小文字にすると検索コマンドとして認識されないため注意してください。
たとえば具体的な例として、「柴犬」という語句で検索した結果から「秋田犬」と「土佐犬」を除外する場合は下記のように記述します。
柴犬 -“秋田犬” AND -“土佐犬"

上記の書き方で、-“秋田犬”
かつ -“土佐犬"
の条件になります。
ハッシュタグを除外する(exclude:hashtags)
ハッシュタグも除外検索できます。
exclude:hashtags
と検索することで、指定したハッシュタグを含むポストを除外できます。
exclude:hashtags
URLを含むポストを除外する(-filter:links)
-filter:links
で、URLを含むポストを除外できます。
ただし、ここでのURLは画像や動画も含みます。
「https://〜」の文字列を含むポストのみを除外できるわけではないので、適用される範囲に注意しながら使用してください。
Xの検索コマンドでエンゲージメントに関する除外検索をする方法
Xの検索コマンドを使えば、リプライやリポスト、いいねに関わる条件で、除外検索できます。
リプライを除外する(-filter:replies)
除外検索では、検索結果からリプライも除外できます。
-filter:replies
たとえば「柴犬」という検索結果からリプライを除外する場合は、下記のように指示します。
柴犬 -filter:replies
リプライやリポスト、いいねされたポストを除外する(-filter:has_engagement)
リプライ・リポスト・いいねのうち、どれか1つでも付いたポストを除外したい場合は、-filter:has_engagement
と検索します。
このコマンドを使うことで、何のエンゲージメントも獲得していないポストだけを抽出できます。
Xの検索コマンドでユーザーに関する除外検索をする方法
Xでは、利用者を条件にして除外検索できます。
特定のアカウントを除外検索する(-from:ユーザー名)
除外検索を指定することで、検索結果からアカウントも除外できます。
この場合、検索コマンドのfrom:
の先頭に-
をつけて検索します
-from:ユーザー名
たとえば「柴犬」という語句の検索結果から「@example」のポストを除外したい場合は、下記のように指示します。
柴犬 -from:@example
自分のフォローアカウント以外を除外検索する(filter:follows)
filter:follows
は検索結果について、自分のフォローアカウントのみに限定するコマンドです。
フォロー外のアカウントのポストを一掃したい場合は、filter:follows
を指定します。
Xの検索コマンドでその他の条件に関する除外検索をする方法
Xでは、テキストやエンゲージメント以外にも、除外検索の条件を設定できます。
特定の言語を除外する(-lang:言語コード)
検索コマンドのlang:言語コード
を使うことで、特定の言語を対象にポストを検索できますが、これに-
を付けることで、指定した言語を除外した検索ができます。
たとえば、日本語のポストを除外して検索したい場合は、-lang:ja
と検索します。
-lang:ja
主要な言語コードは下記の表に記載のとおりです。
言語 | 検索コマンド |
---|---|
日本語 | lang:ja |
英語 | lang:en |
ドイツ語 | lang:de |
フランス語 | lang:fr |
スペイン語 | lang:es |
イタリア語 | lang:it |
オランダ語 | lang:nl |
ロシア語 | lang:ru |
中国語 | lang:zh |
韓国語 | lang:ko |
ヒンディー語 | lang:hi |
アラビア語 | lang:ar |
ポルトガル語 | lang:pt |
特定のクライアントを除外する(-source:クライアント名)
クライアントとは、そのポストを投稿する際に使用したアプリやツールのことです。
現在のXでは、クライアントが非表示となっているため、ポストを見ただけではクライアントは分かりませんが、Xの内部的にはデータとして保持しています。
source:
の先頭に-
を付与したうえで、直後にクライアントを指定すれば、そのクライアントからのポストを除外できます。
souce検索での記述 | クライアントの種類 |
---|---|
source:twitter_web_client | PCブラウザ版Twitter(X) |
source:twitter_web_app | スマホブラウザ版Twitter(X) |
source:twitter_for_iphone | iPhone用 公式Twitter(X)アプリ |
source:twitter_for_ipad | iPad用 公式Twitter(X)アプリ |
source:twitter_for_android | Android用 公式Twitter(X)アプリ |
source:twitter_lite | Twitter lite |
source:tweetdeck | TweetDeck |
source:socialdog_for_twitter | SocialDog |
source:janetter | Janetter |
source:echofon | Echofon |
source:togetter | Togetter |
source:facebook | |
source:instagram |

スパム系のツイートは特定のツールを使っていることが多いため、クライアント名で除外検索することで、タイムライン上から一掃できる場合があります。
X(Twitter)ブラウザ版の「高度な検索」を使って除外検索する方法
Xのブラウザ版では「高度な検索」機能が使えます。
通常の検索よりも細かい条件を指定でき、画面上の操作で条件設定できます。
高度な検索では「次のキーワードを含まない」の項目を設定することで、特定の語句の除外指定が可能です。
ただし高度な検索は複雑な条件指定には対応していないため、より詳細な条件で検索したい場合は、検索コマンドを使用するようにしましょう。

プログラミングのif文的な条件指定をしたい場合は、検索コマンドの方が向いています。
Xの除外検索ができない場合に確認したいこと
Xで除外検索がうまくいかない場合は、次のことを確認してみましょう。
- 検索コマンドに全角文字が混じっていないか
- スペルミスをしていないか
- デバイスのバッテリーが十分か
詳しく解説します。
確認ポイント①:検索コマンドに全角文字が混じっていないか
Xの検索コマンドは、半角英数字で入力します。
検索語句やハッシュタグなどの一部を除き、全角文字は使いません。
検索コマンドが効かない場合は、検索コマンドの一部が全角文字になっていないか確認してみましょう。
確認ポイント②:スペルミスをしていないか
検索コマンドは、1文字でもスペルミスをすると機能しません。
綴りを間違えていないかをよく確認しましょう。
特に、_
と-
を間違えて使用するケースは多いので、誤って使用していないかチェックしてみてください。
確認ポイント③:デバイスのバッテリーは十分か
デバイスのバッテリーが低下すると、アプリの動きがおかしくなることがあります。
一見正常に動いているように見えても、タイムラインを正しく取得できなかったり、通知が届かなかったりすることもあり、その一環で検索コマンドが正常に送信できていないことがあります。
デバイスのバッテリーが残り数%まで下がっているようなら、充電して省電力モードが解除されてから再度試してみましょう。
Xの除外検索によくある質問
Xの除外検索によくある質問に回答します。
- Xで除外検索するには?
- Xで除外検索するには、検索コマンドの頭に
-
を付けて検索します。
これによってその検索コマンドで指定した条件が除外して検索されます。
また、excluded:hashtagsのように、-
ではなく、独立したコマンドとして存在しているものもあります。
- Xに投稿したポストを検索できないようにするには?
- Xで自分のポストを検索できないようにするには、鍵をかけてアカウントを非公開にします。
特定のポストだけを指定して検索できないようにする方法はありません。
- Xで複数のユーザーを除外検索するには?
- Xで複数のユーザーを除外検索するには、
-from:ユーザー名1 -from:ユーザー名2
のように、from:
検索の除外検索を複数指定します。
X(Twitter)で除外検索を行う方法まとめ
Xはユーザーの数が非常に多く、名前も含めてさまざなな語句が毎日飛び交っています。
普通に検索しただけだとノイズが多すぎて目当てのポストに辿りつかないこともしばしばなので、除外検索の使用はほぼ必須です。
除外検索は高度な検索でも使用できるので、検索コマンドが難しいようであれば、そちらを活用してみてください。